糖尿病の3大合併症
糖尿病が怖いのは、合併症を伴うことがあるからです。
糖尿病は、治療もさることながら、血糖のコントロールをしないで症状を放置しておくと、発病してから10から15年で合併症を発症することが多くなります。
糖尿病で併発する合併症には「3大合併症」があり、「糖尿病腎症」「糖尿病網膜症」「糖尿病神経障害」の3つがあります。
HbA1c(ヘモグロビンA1c)が高いと糖尿病合併症になりやすい
糖尿病で合併症になりやすい人はいるのでしょうか。
実は、あります。
代表的なのは、「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」の数値で。
HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、血糖コントロールの指標です。
糖尿病の合併症になるかならないかを示す指標で、臨床現場でもっとも重要視されています。
「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」の値は過去1?2か月の血糖値の平均値となります。
AGEs(終末糖化合物)が高い人は糖尿病の合併症に注意
最近の研究では、「HbA1c」だけで合併症を発症するとはいえないことがわかってきました。
蓄積されたAGEs(ブドウ糖とたんぱく質が結合した糖化合物)も重要です。
AGEsの蓄積が多いと、合併症になりやすいとも言われています
AGEs(advanced glycation end products:終末糖化合物)とは、グルコース(ブドウ糖)などの還元糖が、蛋白質のアミノ基と非酵素的に反応して生成される物質。
AGEsは、高血糖が続くことで結合し、蓄積します。
合併症に多い糖尿病腎症
「糖尿病腎症」は、次第に尿を作ることができなくなる合併症です。
これは糖尿病のために腎臓の「糸球体」の毛細血管の血流が悪化するため、尿を作ることができなくなる症状です。
糖尿病腎症になると、いわゆる「人工透析」を行うことになります。
よく糖尿病になると人工透析をしますが、これは血液の不要成分をろ過する腎臓の働きが悪くなるからです。
実際、人工透析を病院で受ける最も多い理由が「糖尿病腎症」の合併症ためだという程です。
人工透析は、週に2から3回受けるため、日常生活にも支障がでてきます。
怖い糖尿病網膜症という合併症
「糖尿病網膜症」は、眼底の網膜の血流が悪化して、血管の増殖、虚血、網膜はく離などが併発し、視力が弱まる合併症をいいます。
網膜症はゆっくりと進行するため、合併症を発症したことに気付かないことが多くなります。そのため視力低下の自覚症状が無いまま、失明に至る危険性がでてきます。
糖尿病の症状そのものが、自覚の乏しい病気です。ですから治療もしないで放っておくと、合併症の網膜症も無自覚で進行していきます。その結果、ある日突然、目が見えなくなったり、目の前が真っ暗になり、あわてて病院へ行って治療を受けるというケースもおきています。
網膜症が進んで「網膜剥離」「硝子体出血」となりますと、ついには失明、白内障に陥る方も少なくありません。糖尿病網膜症は、怖い合併症ですので、注意が必要です。
糖尿病神経障害の合併症
「糖尿病神経障害」は、合併症の中で最も早期に発症する病気です。
神経障害という病名が付いているとおり、手足のしびれや痛みを感じにくなります。
この合併症は末梢神経障害により身体の感覚が鈍くなるわけです。
怖いのは、ヤケドやケガをしても、その痛みに気付かず傷が悪化してしまうことです。
また、糖尿病神経障害は筋肉の萎縮や筋力の低下を発症します。
さらに、立ちくらみ、胃腸の不調、発汗異常、インポテンツといった自律神経障害の症状も発症します。油断できない合併症です。
神経障害合併症の対策
糖尿病による神経障害合併症の対策方法
高血糖に伴う血行不良は、神経障害が出る前から始まっています。
神経症障害の対策の仕方としては、血糖値のコントロールと手足の血行維持のための対策の療法が必要になります。
具体的には、
・マッサージ
・血行促進の着圧ソックス(糖尿病対策くつした)
が有効です。
手足の神経障害を予防するために糖尿病初期から適切な着圧ソックスや着圧衣類を着用したほうが良いと専門家からも言われています。 実際、米国では、糖尿病患者に対して糖尿病ソックスを履くことが勧められています。
糖尿病は、このように合併症をともないやすい怖い病気です。 ですので、早期の治療が非常に大事になってきます。
けれども病院での治療の多くは、血糖値を下げることが目的の投薬であり、症状そのものを根元的から治すことはできていません。 糖尿病の有効的な治療法は実のところ民間療法にあり、次の方法は実績と信頼の置ける治療法です。合併症になる前に完治をめざしましょう。
